翅の生えた大蛇『竜蛇』が住んでいたというアイヌ伝承のある洞爺湖は、湖底火山の噴火によって洞爺カルデラ内にできた湖です。
洞爺湖という名称は、洞爺湖畔にあったコタン『トーヤ(湖畔)』から名付けられました。
洞爺湖周辺は支笏洞爺国立公園に指定されており、洞爺湖有珠山ジオパークは世界ジオパークにも登録されています。
2008年に第34回主要国首脳会議として『北海道洞爺湖サミット』が開催されたことでも有名です。
■洞爺湖の魚
在来種のアメマス・ウグイ・ヨシノボリ・ハナカジカに加え人為的に放流されたワカサギ・ヒメマス・ニジマス・サクラマスなどが漁獲されています。
ワカサギを餌にするマスの仲間の釣りが人気で、一年を通して多くの釣り人が訪れます。
洞爺湖は凍結しないため、ワカサギの氷上穴釣りはできません。陸釣りのみ許可されています。
■洞爺湖汽船
お城のような見た目の遊覧船で洞爺湖クルージングが楽しめると人気の高いアクティビティで、穏やかで雄大な洞爺湖を五感で感じながらのんびりと過ごせるのが魅力です。
4月~10月は洞爺湖ロングラン花火大会を間近で楽しめる『花火鑑賞船』も出航します。
■洞爺湖温泉
洞爺湖の西南側には温泉街があり、風光明媚な温泉宿が連なります。
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉の泉質は、きりきず・末梢循環障害・冷え性などに効果的と言われています。
4月下旬~晩秋には毎晩『洞爺湖ロングラン花火大会』が開催され、湖面を煌びやかに彩ります。
■サイロ展望台
洞爺湖の西岸に位置し、洞爺湖の大パノラマが拝める絶景ポイントです。
湖中央の中島や有珠山・羊蹄山まで全景を眺めることができ、一年中表情の違う洞爺湖を見ることができます。
夏季にはヘリコプターで洞爺湖を上空から見下ろせる『洞爺湖スカイクルージング』が実施されています。
■洞爺湖ビジターセンター・火山科学館
洞爺湖の歴史や自然を学べる施設で、さまざまな自然体験プログラムが用意されています。
また、有珠山の火山活動が学べる火山科学館は大自然のエネルギーを感じることができる貴重な科学館なので、興味のある方はぜひ訪問してみてください。
■中島・湖の森博物館
洞爺湖汽船でしか行くことのできない中島にある小さな博物館です。
営業期間は4月下旬~10月で、冬季は休業しています。
北海道の自然が色濃く残る中島散策の拠点としても使われています。
■有珠山(うすざん)ロープウェイ
洞爺湖畔と有珠山の頂上を結ぶロープウェイで、たった6分で山頂に着くことができます。
山頂にはメディアでも話題の『Mt.USU Terrace』があり、カフェも併設されていますので、眼下に広がる洞爺湖の絶景を楽しみながら休憩するのにおすすめです。
■とうや湖ぐるっと彫刻公園
洞爺湖には全周約43kmの湖畔に沿って58基の作品が展示されています。
さっぽろ羊ヶ丘展望台のクラーク像を手掛けた坂担道(さかたんどう)さんなど、有名な彫刻家の作品を見ることができます。
住所/洞爺湖町洞爺町132番地
電話/0142-82-5111 洞爺湖町洞爺総合支所
アクセス/札幌から車で約120分 函館から車で約180分 新千歳空港から車で約105分
WEBサイト/http://www.town.toyako.hokkaido.jp/tourism/