白金青い池
北海道美瑛町にある青い池は、美瑛ブルー(BIEI BLUE)と呼ばれる青い水を湛えています。メディアでもよく取り上げられる美瑛・富良野方面の観光地として人気のスポットとして有名です。
立ち枯れたカラマツが雪化粧を施す冬季の真っ白な雪景色も幻想的で、2012年にアップル社のiOSの壁紙に採用されたこともあり、世界的にも知られています。
青い池のルーツ
青い池は自然にできた池ではなく、1988年12月の十勝岳噴火に伴う防災工事の際に造られた堰堤に、青い川の水が溜まったことから生まれました。
水の青さの秘密は、アルミニウム成分などを含有している硫黄沢川(イオウザワ)や尻無沢川(シリナシガワ)をはじめとするいくつかの河川が混ざり合ってできた青い光を反射する特性の水だと考えられています。この水が美瑛川を流れて堰堤に注ぎ込まれ、実にきれいな青い水面を湛えていたことから「青い池」と呼ばれるようになりました。
青い池観光におすすめの時期
きれいな美瑛ブルーの池を見るのにおすすめの時期は夏季、天気の良い日の正午頃ですが、ほかの季節の青い池も趣があります。雪解け水の影響で水面がグリーンブルーになる春、色とりどりの紅葉が水面を彩る秋、カラマツに降り積もる雪が幻想的な冬など、一年を通して違う表情を見せてくれます。さらに秋から春にかけては夜間の青い池がライトアップがされ、夜9時までロマンティックな景色を楽しむことができます。
写真撮影におすすめの時間帯
写真撮影をするなら水面を揺らす風が吹きにくい朝の時間がおすすめです。また、青い池と人物を撮影するには散策道の突き当りが人気スポットになっています。どちらも観光客の少ない早朝であれば、思うような撮影が可能です。雨の日の翌日は池が濁ってしまうので、晴天続きの日を選んでください。
観光バス・レンタサイクル
のんびり観光したいという方には「美遊バス」での周遊観光コースもおすすめです。美瑛の観光スポットを効率よく観光でき、冬季はライトアップコースの運行もあります。アクティブに観光したい方には、道の駅びえい白金ビルケにレンタサイクルも用意されてます。電動アシスト付き自転車やクロスバイクなど豊富に取り揃えていますので、サイクリングしながら観光を楽しめます。
近隣の観光スポット
近くには青い池のルーツとなる白ひげの滝と美瑛川があります。青い池の源となる硫黄沢川や尻無沢川は白ひげの滝で合流し、青くきれいな美瑛川となって青い池へと流れていきます。冬季の真っ白でモノクロの景色に美瑛川の青い水が映えて、とてもきれいです。常に流れている川の水は凍結しにくいため、冬季でも青い水を見られます。
住所/071-0235上川郡美瑛町白金 白金青い池
電話/0166-94-3355 道の駅びえい白金ビルケ
アクセス/美瑛駅から車で約25分 旭川空港から車で約40分
駐車場/乗用車500円 マイクロバス1,000円 バス 2,000円
営業時間/5月~10月7:00~19:00 11月~4月8:30~21:30
ライトアップ/11月~4月21:00まで
※ライトアップ開始時間は月により変動します。
※冬季は積雪のため水面を見ることができません。
WEBサイト/https://biei-shiroganeaoiike.business.site/